【当日ログ】第28回シングル厨【後編】

まず最初に、シングル厨の主催のライトさんが準決勝のこの対戦を動画にしてくれました。当日の映像は使えなかったみたいなのでバトルビデオの映像ですがとても嬉しかったです。本当にありがとうございました!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23854416 ←対戦動画 自分の試合は12:21から

★準決勝 はねさん
相手パーティ:ガブリアスクレセリアナットレイ (リザードン、ガルーラ、ライコウ
ガブリアスクレセリアナットレイリザードンガルーラライコウ

自分選出:ガブリアスバシャーモナットレイ
ガブリアスメガバシャーモナットレイ

これまでの対戦はゲーム画面での見せ合い2分での選出だったが、準決勝では見せ合いシートによる5分の選出時間の下、紙に自分の選出するポケモンを書いて提出するという方式となった。
用紙を貰ってはねさんのパーティで最初に目が行ったのはリザードンだが、はねさんは昔から晴れパを好んで使用している人なのでYとほぼ仮定していた。この並びでXで竜舞する可能性は一応ありえなくはないがそれでもYの方が可能性が高かったので選出を考えていく。
まず、こちらが攻める筋だがバシャーモの通りが非常に良い。苦手なのはクレセリア程度でリザードンガブリアスは少し削ればバシャーモで倒せるのでバシャーモ軸で考える。そのクレセリアについてはナットレイで相手出来、更にガブリアスの逆鱗、ライコウの攻撃をほぼシャットアウト出来るのでナットレイもほぼ確定。ラストはリザードンに有効打を持て、剣の舞でクレセリアを削れるガブリアスと30秒ぐらいで決まってしまった。
残りの3匹を出さなかった理由として、ニンフィアナットレイリザードンがいるため通りにくい。この両者に隙を見せるのはまずいので選出は難しい。サンダーも対面でガブリアスナットレイを相手できるがリザードンライコウがいるため出しにくい。クレセリアナットレイに有効打がない上リザードンが厳しくライコウに至ってはカモにされてしまう上にトリックルーム軸ではナットレイが重いので却下。結果として消去法だが、結局のところこの3匹しか出しようになかった。

そしてはねさんの選出予想もしておく。まずバシャーモを確実に受けられるのはクレセリアしかいないので絶対に来ると予想。次に来そうなのが、ナットレイを倒せるポケモンであるリザードンかガルーラのどちらかである。リザードンはタイプ一致で楽に倒せ、ガルーラは大文字か火炎放射の特殊か炎のパンチの物理で倒すことができる。しかし、ガルーラの苦手なバシャーモがいるためリザードンの方が隙を見せにくいと思い、リザードンクレセリア@1で来るのではないかと予想する。
ラスト1枠はまずガルーラはメガ進化が被るので切る。ライコウはほぼサンダークレセリアのためだけにしかないのでそれらはリザードンで見れるため来ないと予想。残るはガブリアスナットレイだが、このどっちかだろうと考え、ガブリアスの持ち物が襷かスカーフのどちらかだろうというところまでは考えられたが結局絞れず、ナットレイも残飯オボン鉢巻などどれもありえるのでこれも絞りきれなかった。しかしながら、ニンフィアの有効打を考えるならばナットレイは欲しいところなのではないかと思い、リザードンクレセリアナットレイに絞り込む。

そう考えるならば、初手はどれが来ても対処法が用意されているガブリアスを先発にする。リザードンなら封じ、クレセリアならナットレイに引き、ナットレイなら剣の舞と動かせる。もし他のポケモンが来ても有効打及び削る手段はあるので初手はガブリアス以外考えようがなかった。後は後発にナットレイバシャーモを置いて紙に書いて提出して選出終了。
この間ほぼ2分。もっとゆっくり考えるべきではないのかと思う方もいるかと思うが、他の選出パターンを提出した後に考えたりもしたが、不安要素が最も少ないのはこの選出以外考えられなかったので特に後悔はしていない。


数分後にはねさんも決まり、まず準決勝1回戦目はライトさんvsあいちんさんということで自分とはねさんは外に出て待機。軽く雑談してお互い気を紛らわそうとしたが緊張はやはり解けなかった。
やがてライトさん達の試合が終わり、自分たちの番が回って、スタッフの皆さんが準備してくれるまでまたもや待機。そして準備が終わるとスクリーンにはバトレボ風の選出画面が映し出される。感激したのも束の間クレセリアが水ロトムになってしまっている痛恨のミスが発生。もうやり直しは出来なかったらしいのでそのままだったが、少しばかり緊張は和らげた気はした。

初手 自分:ガブリアス 相手:ガブリアス
初手はお互いガブリアスで早速予想が外れる(^_^;) ガブリアスの型はスカーフか襷のどちらかしか考えられない上に緊張の余り相手は何をするのかさえ考えられなかった。
とりあえず無難に地震で様子見をしてみたのだが、これがこの対戦の全てを決めてしまった。

1ターン目 ガブリアス 地震(3割ぐらい残る) < ガブリアス 逆鱗(襷で耐える+鮫肌)
相手は素直に逆鱗で突っ張ってきてしまった。すぐさまナットレイで受ける。

2ターン目 ガブリアスナットレイに交換 > ガブリアス 逆鱗(鉄の刺+継続)
ガブリアスの逆鱗が継続したのでどんな技を打っても倒せる。倒したあとにリザードンが出てくるのが濃厚だと思ったので草技は打てないのでジャイロボールを選択。

3ターン目 ナットレイ ジャイロボール < ガブリアス 逆鱗(鉄の刺) ガブリアス瀕死→クレセリア
ここでクレセリアが出てきたので気付いてしまう。後ろは絶対にリザードンではないと。そしてこのタイミングでクレセリアが出てきた意味にも気付いてしまうがもう遅い。

4ターン目 クレセリア めざめるパワー > ナットレイ瀕死→ガブリアス
嫌な予感は当たってしまった。クレセリアを削らないと勝ち目はないので逆鱗を打ってしまったが・・・

5ターン目 ガブリアス 逆鱗 < クレセリアナットレイ(鉄の刺) ガブリアス瀕死→バシャーモ
これを完全に失念してしまっていた。もう勝ちの目はなくなってしまう。

6ターン目 バシャーモ メガ進化してフレアドライブ(急所+鉄の刺+反動) > ナットレイ瀕死→クレセリア
ここで謎のオーバーキルをして少し盛り上がる。だがもうサイコキネシス圏内になってしまっている。何かの間違いでクレセリアが落ちないか期待するが・・・

7ターン目 バシャーモ 叩き落す(ゴツメを落とす) > クレセリア サイコキネシス バシャーモ瀕死 負け
そんなことはなかった。

【反省】
まず、初手でガブリアスの襷を潰してしまった時点で詰みだった。初手をあの行動や逆鱗で共倒れしたらその後どうなるか全て考えたものの絶対に勝てないことだけは理解できた。
あの場面でするべきだったのはナットレイに引っ込めること。もし相手もクレセリアナットレイに引っ込めてもどうにかなる手段はたくさんあった。今回のように逆鱗を打ってくれたのならナットレイのジャイロボールで倒せる。
なぜガブリアスが削られてないかに固執するというのは、相手のクレセリアが冷凍ビームを切っていたからである。つまり2回は舞うチャンスはあった。はねさんの記事を参考にクレセリアのCは110だったから、サイコキネシスが連続で最高乱数を引いても128ダメージだから残るHPは55もある。これはナットレイに引っ込められても向こうは逆鱗を2回耐えないだけでなく鉄の刺が2回入ってもまだ倒れない体力である。クレセリアに至ってはH−Bが227ー172なので68.8%で落とすことができる。落ちなくても月の光連打では間に合わない火力だ。ゴツメの反動で落ちてクレセリアが月の光をされるという負け筋はあるが、だいぶ有利な確率で勝てたと思う。
結果論から言えばサンダーの苦手なリザードンライコウも来なかったので非常に刺さってた。けれども後からならばそんなことはいくらでも言えるので仕方がない。
結論をまとめるとプレイングミス。リザードンは結局来なかった上にクレセリアのめざ炎で焼かれるというメタにやられたが選出負けとはとても思えなかった。プレイング次第で十分勝てる可能性はあったので勝てない相手では絶対になかった。対戦直後はメタに綺麗にやられてあまり悔しく感じられなかったが今にして思えばとても悔しい。決勝戦に行きたかった・・・。


【選出まとめ】

ポケモン 予1 予2 予3 予4 予5 予6 予7 予8 決1 決2 決3 総選出
バシャーモ     9/11
ナットレイ           6/11
サンダー           6/11
ガブリアス                 3/11
ニンフィア             5/11
クレセリア               4/11
勝敗 8勝3敗

※◎が先発、○は後発

【最後に:バシャナットサンダー】
最後に一つ言いたいのはバシャナットサンダーについてです。
バシャナットサンダーの使用感としては、バシャナットサンダーの3匹の組み合わせが強いのではなくバシャナットサンダーの個人個人の能力とその取り巻きのサポートが強いと思ってます。
先程の選出まとめを見れば分かると思いますがバシャナットサンダー選出はたったの2回しかやっていません。というかバシャーモの選出が頭一つ抜けていてバシャーモ@2の選出が大半でした。この結果から考えるとナットレイとサンダーはバシャーモのおまけに過ぎないということです。つまり主役はバシャーモナットレイサンダーの3匹ではなくバシャーモただ一人ということです。
今回自分がハチマキナットレイとメガネニンフィアを使用したということもあるのでしょうが、パーティ全体で相性補完しているというよりかは個の突破力を活かして相手を崩していくというのがシングル厨での対戦の大半を占めていたように思えます。
バシャナットサンダーは今後も使われていくと思いますが、一つ勘違いしないで欲しいのは、この3匹の組み合わせが強いのではなくバシャーモの周りを上手く取り巻いて組み合わせれば強いということです。

以上を持ちまして第28回のシングル厨のログを終わらせていただきます。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!次のシングル厨も行けるのならば絶対に行こうと思います。