【パーティ構築】マンダスイクンマンムー【微粒オフベスト16】




ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物
バシャーモ 馬鹿力 フレアドライブ 雷パンチ 守る バシャーモナイト
化身ボルトロス ボルトチェンジ めざめるパワー氷 電磁波 挑発 オボンの実
ギルガルド シャドークロー 影打ち 聖なる剣 剣の舞 命の珠
ボーマンダ 捨て身タックル 竜星群 地震 ストーンエッジ ボーマンダナイト
スイクン 熱湯 凍える風 吠える ミラーコート ゴツゴツメット
マンムー 地震 氷の礫 毒々 身代わり 食べ残し

2月14日に名古屋で行われた第6回微粒オフに参加して来ました。
結果はヒードランブロックを5勝2敗で1位通過したものの、決勝トーナメント1回戦で敗れベスト16という結果に終わりました。
この大会で決勝戦まで行ければ真皇杯本戦に進める権利が得られるため、それを目標にこれまでやってきたのでとても悔しいです。

【概要】
バシャーモを軸に構築をスタートし、その取り巻きである化身ボルトロスギルガルドが確定。相手のバシャーモやガルーラ、ボーマンダと殴り合うことができるスイクンと電気の一貫性のストッパー役としてマンムーを選択。最後にこの5匹で重い格闘タイプに強いメガ進化枠としてメガボーマンダを選択と割とトントン拍子で6体が決定しました。
しかし、軸であるメガバシャーモ+オボンボルトロス+珠ギルガルドはともかく、ボーマンダスイクンマンムーの型の選択がとても難しく、前日まで悩み抜くことになりました。
そこで得た結論は、フルアタマンダ+ゴツメスイクン+残飯マンムーであり、これらを補完枠として当日闘う決心をしました。
ところが、本来の軸であるはずのバシャボルトガルドが機能する機会がほとんどなく、逆にボーマンダスイクンマンムーの並びの強さが際立った対戦がほとんどであり、今回の構築においては完全にこの3体がメインとなりました。
以下、型採用の経緯と個別解説を行います。ボーマンダスイクンマンムーが軸ですが、本来の採用順であるバシャーモボルトガルドから順に解説していきます。


【個別解説】
バシャーモ
性格:意地っ張り
特性:猛火→加速
持ち物:バシャーモナイト
実数値:169-187-81-X-81-118 → 169-233-101-X-101-138
努力値:108-252-4-0-4-140
技構成:馬鹿力、フレアドライブ、雷パンチ、守る

XY時代から愛用しているバシャーモです。ガルーラゲンガーに強く、選出圧力も非常に強いポケモンなので相手の選出を予測しやすいという点も優秀でしょう。しかし、当日はバシャーモが苦手なボルトスイクン、霊獣ランドロスカバルドン等と当たる機会が多く、選出は控えめになってしまいました。
技構成はサイクルを回す機会が多いと思ったので馬鹿力に、メインウェポンのフレアドライブ、S上昇をサポート又は相手の技を判断できる守るが安定でしたが、4枠目はギャラドスマリルリファイアローに打てる雷パンチを今回採用しました。しかしながら、前述した通りボーマンダがメインの選出で、バシャーモがサブの選出になってしまったので、バシャーモはサブ選出に合わせた型である必要性が露呈しました。具体的にはサイクル戦で戦える型で、そうなると叩き落すがこの並びでは正解でした。決勝トーナメント1回戦ではこの枠が叩き落すだったら勝っていました。今更後悔しても遅いですが、もっと早く気付くべきでした。


ギルガルド
性格:意地っ張り
特性:バトルスイッチ
持ち物:命の珠
実数値:159-112-171-X-171-88 → 159-222-71-X-71-88
努力値:188-252-4-0-4-60
技構成:シャドークロー、影打ち、聖なる剣、剣の舞

この構築唯一のフェアリー後出し枠。このギルガルドの最大の良さは適当に攻撃しているだけでガンガン削れることが出来るという点でとても使いやすかったです、交代出しガルーラヒードランに聖なる剣を打って削るのを体験したらもう他のギルガルドが使えなくなる。
しかしながら、最近のガルーラは耐久に振った型が多く、聖なる剣で落としきれない場面が目立ってきたのでこの型は今活躍できるとは言えないです。陽気ASが増えてくる環境に戻ったのならば、また活躍する機会が増えるでしょう。


★化身ボルトロス
性格:図太い
特性:悪戯心
持ち物:オボンの実
実数値:184-X-132-142-105-126(31-15-31-25-31-20個体)
努力値:236-0-236-0-36-0
技構成:ボルトチェンジ、めざめるパワー氷、電磁波、挑発

テンプレ図太いオボンボルト。個体値甘えてるのは準備に掛ける時間がなかったので妥協できる範囲で諦めました。
中速が多いこの構築において電磁波のサポートは重要であり、相手の展開を阻害する挑発の必要性など、後続のサポートに欠かせない技を悪戯心によって(基本)先手で打てる魅力が大きいです。それだけでサンダーとの差別化が明確であり、この枠がサンダーになることは有り得ないでしょう。
このポケモンも以前は強かったですが、少しずつ霊獣ボルトロスが増え始めたり、カバルドンの増加などCS珠ボルトロスなど昔ながらのアタッカー型が活躍できる環境にシフトし始めているのだと実感しました。


ボーマンダ
性格:無邪気
特性:威嚇→スカイスキン
持ち物:ボーマンダナイト
実数値:171-187-100-130-100-167 → 171-197-150-140-99-189
努力値:4-252-0-0-0-252
技構成:捨て身タックル、竜星群、地震ストーンエッジ

メガバシャーモの新たな相方として期待して採用をしました。
まず、なぜこの様な技構成であるかですが、僕はメガボーマンダを使うに当たって必要なことは、その構築の目的に沿った型であることが前提であると思っております。このポケモンを語る上でまず最初に挙げられるのが竜の舞型でしょう。しかし、竜の舞型はステルスロックや壁のサポートが必要であり、それらを採用出来る構築ではないので、竜の舞型は除外されました。
では、どの様な型がこの構築に合うのかと考えたところ、こちらのバシャーモボーマンダを見る枠として選出されやすいカバルドン、サンダー、ボルトロスに刺さる型が面白いのではないかと思い、両刀型の採用を決定しました。
相手のH215-B187-D92カバルドンが捨て身タックルに後出し→竜星群のダメージが205〜244とかなり有利な乱数でこちらが勝つことが出来ます。化身ボルトロスやサンダーも竜星群かストーンエッジで削ることが期待できます。
最高火力技の捨て身タックルが確定、竜星群も同様に確定、そしてヒードランジバコイルなど飛行を半減してくる電気や鋼への有効打となる地震、飛行タイプを削ることが出来るストーンエッジの4つとしました。
しかし、実際にストーンエッジを打つ機会は全く無かったので、この枠はナットレイハッサムへの有効打となる大文字か、羽休め、毒々等に変更するのが望ましいです。


スイクン
性格:図太い
特性:プレッシャー
持ち物:ゴツゴツメット
実数値:204-X-174-111-133-114(26-10-31-31-26-31個体)
努力値:248-0-188-4-0-68
技構成:熱湯、凍える風、吠える、ミラーコート

実数値見れば分かりますが、流石にこれは甘えすぎだと今でも思ってます。化身ボルトロスの珠10万が乱数で落ちる世界に変わってしまうので皆さんはちゃんと妥協しないようにしましょう。
この構築でとても重い珠バシャーモを確実に見られ、ガルーラに後出しで削ることが出来るスイクンを採用するのは自然な流れで決まりましたが、どの様な型にするのかが非常に重要な問題でした。候補に挙がった型は以下の3つです。

1:熱湯、瞑想、眠る、吠えるorミラーコート 持ち物:カゴの実
2:熱湯、凍える風、眠る、寝言 持ち物:ゴツゴツメット
3:熱湯、凍える風、ミラーコート、吠える 持ち物:ゴツゴツメット

まず1ですが、瞑想眠るによってクレセリアドラン辺りを起点にし、後出しの高火力特殊ポケモンミラーコートで返り討ちにすることができるという点で考えの一つに入りました。しかし、凍える風のサポートが出来ないのでサイクル戦で遅れが生じること、何よりガルーラを削れないというデメリットが大きすぎるため、この型は合わないだろうと却下しました。
次に2。眠る寝言によって場持ちが良くなることが最大の利点です。寝言を採用しないと眠りターンの隙が大きく、後手が許されないこの構築ではゴツメ型で眠るを採用するならば寝言が確定になってしまいます。この型の欠点は吠えるがないので楽々起点になってしまうことです。特に確実に受けれるポケモンが少ないこの構築で積みの起点になることは大きな穴となってしまうため、却下となりました。
以上の理由から消去法で3が最善であると判断し採用しました。
個体値がアレなので実数値がカオスですが、Sの設定は114としました。この数値は凍える風で陽気ガブリアスが抜けるだけでなく、S172まで抜かす事が可能です。実際にメガボーマンダを抜く機会はありませんが一つの保険としておきました。BかCを1上げて何かが変わるラインがあったわけではないので。
※追記(3/1)
凍える風の素早さダウンの使用を相手の素早さ×0.66だと思っていましたが正しくは相手の素早さ×2/3が正確な計算式でした。
なのでこの素早さでは同速になってしまうのでS172を抜きたいのならば115必要でした。すいません。


マンムー
性格:意地っ張り
特性:厚い脂肪
持ち物:食べ残し
実数値:193-200-101-X-81-124
努力値:60-252-4-0-4-188
技構成:地震、氷の礫、毒々、身代わり

詳しい解説は下記に記載してある記事にて。
電気の一貫性を消せて且つめざ氷で崩されない地面タイプとしてマンムーを採用しました。
ただ問題となるのがスイクン同様どういった型にするかでした。命の珠をギルガルドに持たせたので珠マンムーは使用不可。襷を持たせようにも後出しする機会が割と多いため、そうなっては手ぶら同然なので却下。そこで残された道として残飯マンムーの採用に踏み切ってみました。
この型の強いところは

1:後出しスイクンに身代わりor毒々を打てればほぼ勝てる点
2:この構築が厳しいクレセクチート、クレセドラン相手に有利に立てること
3:Aに振り切ってるためダメージ感覚は普通のマンムーと変わらない

点です。この三点はこの構築に欲しかった要素を全てを満たしてる為、まさにベストマッチでした。
実際の対戦でも水ロトムを突破したり、後出しスイクンを身代わりを残した状態で突破したり、ヤミラミを突破したりと大活躍で、間違いなくこの構築で最も活躍したポケモンでした。でも75%を耐えなかったりポイヒガッサにハメられたりと後一歩足りなかったのが惜しい。


【選出】
1:ボーマンダスイクンマンムー
ニンフィアサーナイトを採用していないスタンダートな構築は大体この選出で見ることができます。
基本的にはボーマンダを先発にして様子を見ていくか、スイクンで初手を見る形のどちらかです。マンムーは出来る限り温存していきたいポケモンなので先発に出すことは極力やらないほうがいいです(やった対戦は両方負けてます)。
例えば初手相手ガルーラ、こちらボーマンダの場合
1:威嚇を入れつつスイクンを投げゴツメで削る
2:凍える風で後続の電気タイプ(ボルトロスライコウロトムサンダー等)のSを落としつつ安全にマンムーを投げる
3:毒々か身代わりを打ってマンムーを見る枠をこちらが起点にする
のフローに持ち込めばかなり有利な展開を望め、最後はボーマンダが一掃するという試合が多かったです。下手すればマンムーで3縦出来る程です。

2:バシャーモボルトロスギルガルド
本来の基本選出がこれでしたが、それぞれの対策が蔓延していて出しにくかったです。唯一選出した試合は普通にマンダスイクンマンムーで良かったので失敗でした。

基本的にタイプ相性が綺麗な構築に仕上がったので上記以外のボーマンダorバシャーモ→残り4匹の内のどれか2匹という選出も可能です。
細かな選出は以下の通り

予選1戦目:冷凍マグロさん 勝ち
エルフーンヒヒダルマバンギラスカバルドンルカリオカイリュー
ボーマンダスイクンギルガルド

予選2戦目:カラメルさん 勝ち
ロトムギルガルドガブリアスフシギバナバシャーモクロバット
ボーマンダスイクンマンムー

予選3戦目:nanさん 勝ち
ガルーラ、ファイアローライコウキノガッサスイクンガブリアス
ボーマンダスイクンマンムー

予選4戦目:むじゅさん 勝ち
化身ボルトロススイクン、ガルーラ(クチートクレセリア、霊獣ランドロス
スイクンボーマンダマンムー

予選5戦目:こばるとさん 負け
ゲッコウガバシャーモカバルドンギルガルドボーマンダニンフィア
マンムースイクンボーマンダ

予選6戦目:オルフェさん 負け
ガルーラ、サンダー、スイクンガブリアスサメハダーナットレイ
化身ボルトロスバシャーモギルガルド

予選7戦目:さたでーさん 勝ち
化身ボルトロス、霊獣ランドロス、ガルーラ(ギルガルドリザードンスイクン
スイクンボーマンダマンムー

決勝トーナメント1戦目:ウニャニュベェィギュゥリュ星人さん 負け
ヤミラミクレセリアキノガッサ(ラッキー、ボーマンダヒードラン
マンムーバシャーモ、化身ボルトロス

まとめ
バシャーモ 2/8
ギルガルド 2/8
化身ボルトロス 2/8
ボーマンダ 6/8
スイクン 6/8
マンムー 6/8


【欠点】
自分は構築を組み祭に必ず厳しいポケモンか構築の並び上無理なポケモンというものはどんな構築にもあるので、それらの対策は割り切っているというスタンスを取っています。
例えば小さくなるピクシー相手に積まれたらほぼ対処不可能です。ボルトの挑発やスイクンの吠えるがありますが、あくまでその場凌ぎですし、ラス1に持ち込まれてもどうにかできる対面を作らなければなりません。
KPがそれなりにあって厳しいポケモンを以下に挙げるとすれば
キノガッサ
ウルガモス
リザードン(特にY)
ゲッコウガ
・受けループ構築
がかなり厳しいです。
対処不可能ではありませんが、キノガッサウルガモスリザードン辺りに積まれたらかなりマズイです。ゲッコウガは物理型、特殊型の判別が難しく判断を間違えると簡単に崩壊します。受けループ構築はそもそも数が少ないため当たらないことを祈ってました。


【最後に】
バシャーモを使いたい思いで今回のオフに参加しましたが、マンダスイクンマンムーの相性の良さを発見したので今後煮詰めて行きたいです。
今後のシングル厨などのオフ会に参加することはできないので、3月の九尾杯が真皇杯への最後のチャンスとなるのでそこを目標に今後頑張っていきたいです。
真皇杯に出たい一心で微粒オフに参加し、予選を抜けることが出来たにも関わらず初戦で負けてしまったのが本当に悔しいです。勝てない相手ではなく、寧ろこちらが有利な確率を何度も引いたにも関わらず負け筋に繋がる立ち回りをしてしまったのが悔やまれます。言い方が悪いかもしれませんが、微粒オフはシングル厨に比べ参加者が少なく対戦する試合も少ないので本戦に勝ち上がる可能性が高かったので、このオフで決勝まで勝ち進みたかったです。九尾杯のようなラストチャレンジ権に行けるまで大体11勝して負けられるのが予選の1回だけというような運要素が極端に強い行為はしたくなかったのですが仕方ありません。
最後になりますがここまで読んでくださってありがとうございました。
そして微粒オフ主催者の微粒さん、スタッフの皆さん、対戦した皆さん、お話してくれた皆さん本当にありがとうございました。


【参考記事】
ボルトランド(くーるじーさん)http://d.hatena.ne.jp/coolg-nittan/20140921/1411294962
今のスタンの組み方(るどるふさん)http://rudxwa19.hatenablog.com/entry/2015/01/19/214422
残飯毒みがマンムー(くろもちさん)http://curogomamoti.blog.fc2.com/blog-entry-94.html